DMVに関する、よくあるお問合せをまとめました。

Q DMV とはなんですか?
A Dual Mode Vehicle(デュアル・モード・ビークル)の頭文字をとっています。詳しくは【DMVとは?】をご覧ください。

【乗車について】

Q 定員は何名ですか?また座席数は何シートですか?
A 定員は乗務員を入れて22人です、乗客用座席18席、立席3ですが、乳幼児などの乗車等により定員数は変動します。

Q 学校遠足やツアーなど、団体利用は可能ですか?
A 貸切運行は路線バス事業の為出来ません。但し、人数に制限はありますが一定数の座席確保は可能です。詳しくは団体予約のページをご覧ください。。

Q 大型手荷物は持ち込めますか?
A 車内スペースが狭いため、大型手荷物の持ち込みはご遠慮下さい。手荷物は、縦・横・高さの合計が120㎝以内は持ち込み可能です。

Q 自転車は乗り入れできますか?(手荷物サイズだと可能ですか?)
A 自転車の乗り入れは出来ません(折り畳み自転車等を袋に収納した場合も持ち込み不可)。手荷物サイズ(縦・横・高さの合計が120㎝以内)なら可能です。

Q ペットを乗せることは可能ですか?
A 介助犬以外のペットの乗車は出来ません。

Q サーフボードは入りますか?
A サーフボードの持ち込みは出来ません。

Q 子供(未就学児)のみで乗車することはできますか?
A 保護者同伴でのご乗車をお願いします。安全上子供(未就学児)のみでの乗車は出来ません。

Q 乗客の飲酒・飲食は禁止ですか?
A 車内での飲酒・飲食はご遠慮ください。

Q トイレは設置されていますか?
A 車両にトイレはありません、各停車場近くのトイレをご利用ください。

Q JR牟岐線との乗継駅である阿波海南駅は有人駅ですか?(窓口はありますか?)
A これまでと同様、JR牟岐線・阿佐東線共に無人駅です、切符売り場・改札はございません。阿佐東線の有人駅はこれまで通り宍喰駅のみです。

Q 阿波海南駅ではJR牟岐線から乗り換えなしで阿佐東線に乗ることはできますか?
A JR牟岐線と阿佐東線のDMV専用線区である線路は切り離され繋がっていない為、JR牟岐線と阿佐東線をご利用の場合はお乗り換えください。但し、JRホームと阿佐東線のDMV乗降口は同じ敷地内にあり移動も簡単です。

Q JR牟岐線と阿佐東線の乗り継ぎ時間はスムーズに行えますか?
A JR牟岐線だけでなく、高知東部交通との兼ね合いもあり、乗り継ぎがスムーズではないダイヤもございます。

Q 東洋町での高知東部交通バス(高知方面)や徳島バス南部(牟岐ー東洋町間)への乗り継ぎはどのようになりますか?
A 乗り継ぎはすべて海の駅東洋町です。(高知東部バス・徳島バス南部の甲浦駅への運行はなくなりました。)

Q DMVは駅のどこで乗り降りできるのですか?
A  海部駅と宍喰駅は、線路の傍にDMV専用ホームを整備しています。阿波海南駅と甲浦駅はホームではなく、停留所を整備しています。詳しくは、乗り方降り方のページをご覧ください。

Q 乗降のドアはどこになりますか?
A DMVの乗降口は1か所で、進行方向に向かって左側の車体中央部にあります。

Q DMVが道路に降りられない高架駅にはエレベーターかスロープはありますか?
A 宍喰駅にはエレベーターがあります。海部駅は今後検討します。

Q バリアフリー対応ですか?
A 車両はバリアフリーの基準に対応できていない部分があります。ただし、DMVは車両が道路に降りることが可能であることから、例えば甲浦駅などは高架線上のホームではなく、道路に降りた停留所での乗り降りが可能となります。

Q 車いすの乗車は可能ですか?
A DMVはマイクロバスをベース車両としていることから、車いすでの乗降は不可です。但し折り畳み式の車いすを収納して乗車することは出来ます。車いすでの乗降の際にはお問い合わせ下さい。

Q  障がい者の介助は対応可能ですか?
A DMVはワンマン運行が基本となりますので、可能な限り介助者同伴でのご乗車をお願い致します。介助が必要な方はお問い合わせください。

Q ノンステップですか?
A ノンステップではありませんが、乗降用のステップが停車時に乗降口から出てまいります。

【運賃について】

Q 運賃はどうなりますか?
A 平日ルートの片道運賃は大人800円です。詳しくは運賃表をご覧ください。

Q 通勤・通学等定期券はバスモード、鉄道モード共通利用可能ですか?
A  通勤・通学定期券は全区間(室戸便は除く)で利用可能です。

Q 予約指定は出来ますか?
A 高速バス予約サイト「発車オーライネット」での乗車予約システムを導入しております。

Q 乗車予約のルールなどはありますか?
A 乗車予約につきましては「DMV乗車に関する詳しくはコチラ」に詳しく紹介しておりますので、こちらをご覧ください。

Q Suicaなどの電子マネーは使えますか?
A 現段階では検討内容に入っておりません。

Q 整理券、運賃箱はありますか?
A 整理券、運賃箱を設置しています。

Q 両替機はありますか?
A 車内が狭いため、両替機はございません。お支払いの際には運転士がお釣りを渡しておりますが、なるべくお釣りの無いようにご協力お願いいたします。

Q 記念切符などの販売はありますか?
A 乗車予約システムを導入したため、記念切符の販売はしておりません。宍喰駅改札窓口ではDMV乗車券のほか回数券、入場券を販売しています。

【運行について】

Q 営業時間は変わりましたか?(始発-終着)
A 阿佐東線の利用状況(9時~15時の利用者が多い)を鑑みて運行時間は6時~18時とし、日中の運行を充実させています。詳しくは時刻表をご覧ください。

Q 臨時便はいつ走りますか?
A 臨時便につきましては、今後の状況により運行計画を随時公表いたします。運行計画が出来次第、発売日、発売開始時間を決定し、ホームページ等で公表いたします。

Q バスと鉄道を走ることでダイヤの時刻がずれることはありませんか?
A 鉄道はバス以上に定時制が求められるため、様々な想定を考慮してダイヤを組んでおります。

Q 台風などで運休になる時は鉄道・バス区間のどちらかが運行する場合もあるのですか?
A 鉄道・バス区間ともに状況に応じて、安全第一での運行可否を判断いたします。

Q バスと鉄道の切換(モードチェンジ)はどこでもできるのですか?
A  阿波海南駅と甲浦駅にモードインターチェンジが設置されていて、そこでモードチェンジを行います。途中駅の海部駅と宍喰駅は道路に降りる事が出来ない為、モードインターチェンジは無く、モードチェンジも出来ません。

Q 鉄道(モード)は、どこを走るのですか?
A 阿佐東線は海部ー宍喰ー甲浦の3駅8.5kmでしたが、DMV導入後は一つ北側の阿波海南駅が起点となり、阿波海南-海部-宍喰-甲浦の全4駅10kmとなります。

Q バス(モード)は、どこを走るのですか?
A 平日は阿波海南文化村ー阿波海南駅までと、甲浦駅ー海の駅東洋町ー道の駅宍喰温泉までの約5㎞を走ります。土日祝は1便のみ、むろと廃校水族館ー室戸世界ジオパークセンターー室戸岬ー海の駅とろむまでの約38㎞走ります。

Q  鉄道(モード)、バス(モード)はどの駅から乗降できますか?
A 鉄道モード時は途中駅の海部駅、宍喰駅で、新設されたDMV用ホームから乗降できます。
阿波海南駅と甲浦駅はモードインターチェンジがあるので、ホームではなく新設の停留所で乗降できます。
バスモード時の阿波海南文化村、海の駅東洋町、道の駅宍喰温泉、むろと廃校水族館、室戸世界ジオパークセンター、室戸岬、海の駅とろむは、停留所で乗降できます。

Q 観光ガイドはいますか?(観光コンシェルジュ等)
A 基本は、ワンマン(運転手のみ)で運行しています。

Q ルート以外で走行する機会はありますか?
A 台数が3台であることから、通常ダイヤを守るため阿佐東線以外での運行は不可です。またDMVは、DMV以外の車両との混在運行が禁止されているため、専用線区である阿佐東線以外の鉄路を走ることは出来ません。

Q DMVでも天の川列車のような季節のイベントはありますか?
A  DMVで出来るイベントを企画検討して参ります。

Q DMVは舗装していない道路を走ることはできますか?
A 走行は可能ですが、走る予定はありません。

Q DMVは街中や山道など狭い道路でも走れますか?
A DMVはマイクロバスを改造している車両なので、マイクロバスが走行可能な道路は概ね走れます。(ボンネット<700mm程度>の分だけ、マイクロバスより長いです)

Q  県をまたぎますが、県ごとで交通の条例に違いはありますか?
A 違いはありません。

Q  バス運転手と鉄道運転士は入れ替わるのですか?
A 阿佐海岸鉄道の運転士が、鉄道もバスも運転いたします。

Q DMVは道路交通法と鉄道事業法、どちらに則って営業するのですか?(モードチェンジの都度切り替わるのですか?)
A バスモードは道路交通法で、鉄道モードは鉄道事業法に基づき営業することとなります。

Q 鉄道からバスにモードチェンジ後はシートベルトが必要ですか?
A 現時点で高速バスはシートベルトが必要、路線バスはしなくて良い事になっていますが、DMVではバスモードで走行中はシートベルトの着用を促す対応をしております。

Q 運転士の1日乗務時間は何時間ですか?
A 交通事業は年中無休で運行するため、通常の業務時間(8:45~17:45)とは違いますが、労働基準法に基づいた勤務となります。

【DMV車両について】

Q DMVは何台ありますか?これから台数が増える予定はありますか?
A 青・緑・赤のラッピング車両3台です。増車については現時点では予定はございません。今後、運行状況に合わせて検討してまいります。

Q DMVはなぜ3台になったのですか?
A 以前のディーゼル車両2台から、更に新たな付加価値として「観光用途」での活用を行うため、DMV車両を3台調達しました。DMVはバス区間が増え運行距離が伸びたこともあり、台数を増やし運行数を保つことで公共交通機関として地域の足や観光に特化した運用ができています。

Q DMVのサイズ・重量を教えてください。
A 全長8060mm、全幅2090mm、全高2780mm、車両総重量7070kgです。

Q DMVのエンジンと燃料の種類は何になりますか?
A ディーゼルエンジンで燃料は軽油です。

Q 鉄路での操作はどのように行いますか?
A 線路上はハンドル操作は必要ないのでハンドルは固定します。アクセルやブレーキは鉄道とは違い、バス同様のペダルを足で操作します。

Q DMVは線路ではどのように走るのですか?
A DMVの車体前後から鉄車輪が現れ、前のゴムタイヤを浮かし、後のゴムタイヤが駆動輪となって線路上を走行します。線路上での鉄車輪はガイド役であるとともに、乗車状況に応じてゴムタイヤへの荷重配分を調整する役割も担っています。

Q DMVは連結運行出来るのですか?
A 国が示す前提条件に「連結運行はしてはダメ」という記述があるため、連結運行は出来ません。しかし、車両の故障時に備えて簡易な連結器は備えています。

Q DMVは鉄路でバックはしないのですか?
A  DMVは通常の鉄道車両と違って片運転席のため、非常時以外でのバック走行はしません。(バック走行の機能はあります)

Q 脱線はしないのですか?
A DMVの鉄車輪は、脱線しないようフランジの角度を大きく(ほぼ直角)になっています。また、駆動輪であるゴムタイヤと後鉄車輪は、脱線しないよう常に荷重配分を変えながら走っています。

Q 助手席には乗れますか?
A 助手席は、DMV運転保安システムや鉄車輪の制御器などを搭載しているため、座席は無く乗れません。

Q モードチェンジは自動ですか?
A モードチェンジは安全を確認後、運転士がボタン操作で行います。モードチェンジは15秒程度で切り替わります、その後運転士が降りて目視による確認を行います。

Q 他の車両とDMVの両方走るのですか?
A 国が示す前提条件に「通常車両と混在して走らせてはダメ!専用線区として走らせること」という記述があるため、DMV車両のみの運行となります。

Q 一般参加できるDMVでの防災訓練予定はありますか?
A これまでは地域の小中学校生に参加頂き、避難訓練を実施しています。DMV運行後も要望などあれば町と相談して参ります。

【旧列車について】

Q 鉄道車両はもう走らないのですか?
A DMVが専用線区である阿佐東線ではその他の車両との混在運行が禁止されているため、走ることは出来ません。

Q 阿佐鉄車両「しおかぜ」「たかちほ」はどうなるのですか?
A 「しおかぜ」は海部駅に停留していて今後観光資源として活用していけるよう検討中です。「たかちほ」は現在車両基地内で展示しています。今後他社への移設案や自社での観光活用案などを協議中です。

【阿佐鉄について】

Q 阿佐海岸鉄道は社名がかわるのですか?(バス会社になるのですか)
A 現時点では変更予定はありません。阿佐海岸鉄道株式会社というバス事業者にもなります。

Q 阿佐海岸鉄道の運転士は何名ですか?バスも運転するのでしょうか?
A 阿佐海岸鉄道の運転士がバスも運転いたします。運転士は現在7名体制で、全員運転資格(バスは中型2種免許)を取得しています。

Q 駅舎は新しく建設されるのですか?
A 新しく駅舎を建てる予定はなく、既存の駅舎等を活性化させる予定です。

【その他】

Q デメリットはないのですか?
A 通常車両定員約100人と比べ乗車人員が定員22人と大幅に少なくなりますが、今までの乗車人員を考えると身の丈に合った乗り物となり、車両維持費等を比較するとメリットの方が多くなります。

Q 自動運転をする予定はありますか?
A 現時点ではありません。

Q DMVグッズ販売の予定はありますか?
A 今現在、四国の右下観光局等が主となりDMVグッズの制作、販売を開始しています。阿佐海岸鉄道もDMVグッズを宍喰駅で販売中です。